田中 文平 院長(溝の口耳鼻咽喉科クリニック)のインタビュー

溝の口耳鼻咽喉科クリニック 田中 文平 院長

溝の口耳鼻咽喉科クリニック 田中 文平 院長 (BUMPEI TANAKA)

杏林大学医学部 卒業。横浜市立大学付属病院 耳鼻咽喉科に入局。以降、大学病院をはじめ、地域の中核病院で耳鼻咽喉科診療に従事。2026年6月、『溝の口耳鼻咽喉科クリニック』を開業(東急⽥園都市線・⼤井町線「溝の⼝駅」東口・西口から徒歩2分、JR南武線「武蔵溝ノ⼝駅」から徒歩3分)。

兄の背中を追い、患者さんに寄り添える耳鼻咽喉科医に

医師を目指すようになった最も大きなきっかけは、10歳年上の兄の存在でした。兄が医師として働く姿を高校生の頃に間近で見るようになり、「医師という仕事」が自分にとって自然な進路の一つになっていったように思います。兄から特別に勧められたわけではありませんが、身近な存在だったからこそ、この仕事を現実的に考えるようになりました。

杏林大学卒業後は研修を経て進路を考え、耳鼻咽喉科を選びました。診療や手術など幅広い医療に携われることに加え、患者さんが「症状が楽になった」と実感しやすい診療科であることにも魅力を感じました。一方で、治療の効果は一人ひとり異なります。だからこそ、患者さんのお話を丁寧に伺い、その方に合った治療を一緒に考えることを大切にしてきました。

横浜市立大学耳鼻咽喉科の医局に所属し、横浜市立大学附属病院や横浜市立みなと赤十字病院、神奈川県立こども医療センターなどで経験を重ね、2026年6月、『溝の口耳鼻咽喉科クリニック』を開院しました。妻の実家が近く、この地域には以前から親しみがありましたし、医療機関が集まるクリニックモールという環境の中で地域の皆さんのお役に立ちたいという思いから、この場所を選びました。

 

気軽に相談できる、地域の身近な耳鼻咽喉科を目指して

開院してみると、想像以上に20代から40代の働き世代の患者さんが多く、お子さんも数多く来院されています。鼻づまりや風邪症状、耳の痛みなど日常的なお悩みが中心ですが、「どこに相談したらいいかわからない」という段階で受診される方も少なくありません。

私が目指しているのは、年齢を問わず誰でも気軽に相談できるクリニックです。「病院へ行くのは少し気が重い」と感じる方にも安心して来ていただけるよう、親しみやすい雰囲気づくりを心掛けています。特にお子さんには、目線を合わせてしっかり話しかけ、不安や恐怖心をできるだけ和らげることを意識しています。

検査や治療についても、一方的に進めることはありません。患者さんそれぞれに生活や仕事、ご家庭の事情がありますので、必要性をご説明したうえで、ご本人の希望も踏まえながら一緒に治療方針を決めていきます。納得したうえで治療を受けていただくことが、何より大切と考えています。

 

CTや内視鏡を活用し、原因をできるだけその場で明らかに

耳・鼻・のどの病気は、症状だけでは原因を特定しにくいケースが少なくありません。そのため当院では、できる限り院内で診断まで行える体制づくりを重視しています。

その中心となるのがCTです。副鼻腔炎などの病気は、CTがあることで診断精度が大きく向上します。紹介先で改めて検査を受ける負担を減らし、必要な治療へスムーズにつなげられることは大きなメリットです。

さらに、耳・鼻・のどを観察する内視鏡(ファイバースコープ)も日常診療で積極的に使用しています。診察中は患者さんにも実際の映像をご覧いただきながら状態をご説明することで、「今どうなっているのか」を視覚的に理解していただけます。言葉だけでは伝わりにくい内容も共有できるため、納得して治療に臨んでいただきやすくなります。

加えて、首のしこりなどを調べるエコーも導入し、必要に応じて早期に専門医療機関へご紹介できる体制を整えています。まずは原因をしっかり見極めること。確かな診断をすみやかに行うことが、適切な治療につながると考えています。

 

診断だけで終わらず、その後まで見据えたサポートを

耳鼻咽喉科全般を幅広く診療していますが、特に力を入れているのが補聴器診療です。

補聴器は購入して終わりではなく、その方の聞こえに合わせて細かな調整を重ねることが重要です。当院では補聴器装用時の適合検査や聴力検査を行い、認定を受けた補聴器専門店とも密に連携しながら、装用後のフォローまで継続して行っています。聞こえに悩む方が安心して相談できる環境を整えたいと考えています。

また、少量の血液で短時間に実施できるアレルギー検査も導入し、患者さんの負担軽減にも配慮しています。さらに、近隣では導入例が少ない嗅覚検査も行っております。さまざまなにおいを用いて嗅覚を数値化することで、現在の状態や治療効果を客観的に評価できます。

今後も耳・鼻・のどの診療をより充実させ、一人ひとりに適した医療をご提供していきたいと考えています。

 

地域のみなさんへメッセージ

耳鼻咽喉科は、症状が出て初めて受診される方が多い診療科です。だからこそ、「少し気になる」と思った段階で気軽に相談していただきたいと思っています。早めに原因を調べることで、適切な治療につながるケースは少なくありません。

当院では、CTや内視鏡、エコー、補聴器適合検査など、クリニックで行える検査体制をできる限り充実させています。もちろん、すべての病気をここで治療できるわけではありませんが、まずは状態をしっかり把握し、必要であれば適切な医療機関へ迅速につなぐことも私たちの役割です。

また、治療だけでなく、「今どのような状態なのか」「なぜ症状が起きているのか」を十分にご理解いただけるよう、わかりやすい説明を心掛けています。たとえすぐに治療が難しい場合でも、ご自身の状態を知ることは次の一歩につながります。

耳・鼻・のどのことで困ったことがあれば、「まず相談してみよう」と思っていただける存在でありたいと考えています。皆さんが毎日を快適に過ごせるよう、地域の身近な耳鼻咽喉科として力になれれば幸いです。

 

※上記記事は2026年7月に取材したものです。時間の経過による変化があることをご了承ください。

 

溝の口耳鼻咽喉科クリニック 田中 文平 院長 (BUMPEI TANAKA)

溝の口耳鼻咽喉科クリニック 田中 文平 院長 (BUMPEI TANAKA)

  • 出身地:東京都
  • 趣味:スキー、スノーボード、ボードゲーム
  • 好きな作家:星新一
  • 好きな映画:ハリウッドのアクション作品
  • 好きなアーティスト:Official髭男dism
  • 好きな観光地:鹿児島の温泉
  • 座右の銘:「人生万事塞翁が馬」

INFORMATION

溝の口耳鼻咽喉科クリニック

電話 044-822-3387
所在地川崎市高津区溝口2-10-2メディカルモール関口ビル5F
最寄駅溝の口駅 徒歩2分、武蔵溝ノ口駅 徒歩3分、高津駅 徒歩10分
診療時間[月曜・火曜・木曜・金曜]9:00~12:15 14:45~18:15
[土曜日]9:00~13:15
休診日水曜・日曜・祝日
診療科目 耳鼻咽喉科