星野 明弘 院長(神奈川そけいヘルニア日帰り手術クリニック 川崎武蔵小杉)のインタビュー

神奈川そけいヘルニア日帰り手術クリニック 川崎武蔵小杉 星野 明弘 院長

神奈川そけいヘルニア日帰り手術クリニック 川崎武蔵小杉 星野 明弘 院長 (AKIHIRO HOSHINO)

『東京慈恵会医科大学』卒業後、『NTT東日本関東病院』にて初期研修を含む5年間、外科医として研鑽を積む。その後、『東京医科歯科大学』の医局に入局し、食道外科を専門とする。『日産厚生会玉川病院』、『武蔵野赤十字病院』で各2年間の勤務を経て、大学へ復帰。専門手術の執刀と若手外科医の育成に長年携わり、2026年4月2日に『神奈川そけいヘルニア日帰り手術クリニック 川崎武蔵小杉』を開院して今に至る。(東急東横線 新丸子駅西口 徒歩1分)

祖父の病が、医師への道を切り開いた

高校2年生の冬まで、私は漠然とサラリーマンになるものだと思っていました。父がサラリーマンでその背中しか知らなかったし、他の選択肢が見えていなかったんです。ところがその年、一緒に暮らしていた祖父がALS(筋萎縮性側索硬化症)という難病を発症し、半年も経たずに亡くなりました。医者から「治らない病気」と言われた時の衝撃は今でも覚えています。なんで医者なのに治せないんだ、という気持ちが芽生えて、自分がその原因を突き止めて治そうと決意したのが、医師を志したきっかけです。医学部に入り、ALSを診る神経内科も回りました。慢性疾患が多く変化が乏しい、病気と長く付き合っていく世界です。患者さんとの深い繋がりが生まれる一方で、最初から「治したい」という気持ちが強かった私には、少し方向性に違いを感じました。そうして行き着いたのが外科です。自分の手術で患者さんが回復する。その成果が目に見えてわかる。それが外科を選んだ理由であり、今も変わらない原動力です。

食道からヘルニアへ。20年以上、手術と向き合い続けた理由

外科医としてのキャリアをスタートした当初は開腹手術が主流でしたが、やがて腹腔鏡手術の時代になりました。モニター越しに繊細な操作をする感覚が、自分の性分に合っていたんですね。この手術スタイルへの没頭が、専門を深めていく出発点でした。専門としてきたのは食道外科と鼠径ヘルニアの2分野です。一見遠そうに見えますが、実は手術の本質が似ています。臓器と臓器の間にある層を丁寧に剥がしていく技術が共通していて、出血させずに綺麗に剥がせた時の達成感と患者さんの喜ぶ顔が、ずっとモチベーションになってきました。うまくなればなるほど綺麗に手術ができる。その喜びがまた次への意欲につながる。そういうサイクルで23年間、手術と向き合い続けてきました。大学で食道手術の技術指導にも携わり、後進が育ってきたタイミングで鼠径ヘルニアの分野に軸足を移したいと考えるようになりました。鼠径ヘルニアになった患者さんは実は再発に悩んだり、術後の慢性疼痛に苦しむ患者さんは少なくないんです。専門的に診られる医師が増えれば、そういう人を減らせると思ったことが私を開業という道へ誘いました。

 

新丸子を選んだのは、縁とアクセスが重なったから

自宅は東京で、いとこも近くに住んでいることからよく訪れていたエリアです。武蔵小杉のエリアを選んだのはそういった土地勘もありましたが、決め手はやはり路線の多さでした。手術専門のクリニックは広域から患者さんに来ていただく必要があり、アクセスの良さは欠かせません。東急東横線、JR南武線、横須賀線・湘南新宿ライン。それだけ路線が集まるエリアは貴重です。

加えて、川崎エリアには鼠径ヘルニアの日帰り手術専門クリニックがほとんどないという事情もありました。物件探しには1年半ほどかかりましたが、最終的に決まったのは新丸子で、武蔵小杉から歩ける距離、駅からは徒歩1分です。実際に横浜市港北区や登戸方面、川崎市、大田区、世田谷区からも患者さんが来てくださっていて、広域のハブとして機能できている実感があります。

妥協ゼロの手術と、患者さんへの誠実な向き合い方

外来では質問があればどんなことにも時間をかけて答えています。手術については、絶対に妥協しません。鼠径ヘルニアの手術で使うメッシュが少しでも寄れていると、それが痛みや再発の原因になります。綺麗に、正確に、というこだわりを毎回の手術で貫いています。私は日本内視鏡外科学会の技術認定医であり、若手外科医の育成にも長年力を注いできました。鼠径ヘルニア手術を学ぶ専門書の執筆も手がけています。私が一貫して高い水準の手術を行うこと。それがこのクリニックの核となっている部分だと考えています。診療対象は鼠径ヘルニアが中心ですが、おへそのヘルニア(臍ヘルニア)にも対応したこともあります。スタッフ全員がヘルニア対応に慣れており、術後のケアまで丁寧にサポートします。ご自身の体のことだからこそ、納得できる選択をしてほしいと思っています。

 

「鼠径ヘルニアと言えばここ」と思ってもらえる場所に

印象に残っているのは、非常に大きなヘルニアを抱えていた患者さんのことです。手術に3〜4時間かかるほどの状態で、パンツが履けない、銭湯にも温泉にも行けないと、日常のあちこちに支障が出ていました。怖くなって長らく受診できずにいたそうですが、術後はとても喜んでくださいました。治せた時の達成感は格別で、それがまた次の手術への意欲につながっていきます。

目標は、「鼠径ヘルニアと言えばここ」と中原区だけでなく、東京や埼玉からも思ってもらえる場所にすることです。後進の育成も続け、鼠径ヘルニア手術全体の質を引き上げていきたいと考えています。足の付け根に膨らみや違和感がある方は、どうか一人で抱え込まないでください。かかりつけの先生へのご相談でも、直接のご来院でも構いません。専門に診られますので、お気軽にいらしてください。

 

※上記記事は2026年5月に取材したものです。
時間の経過による変化があることをご了承ください。

神奈川そけいヘルニア日帰り手術クリニック 川崎武蔵小杉 星野 明弘 院長 (AKIHIRO HOSHINO)

神奈川そけいヘルニア日帰り手術クリニック 川崎武蔵小杉 星野 明弘 院長 (AKIHIRO HOSHINO)

  • 出身地:東京都
  • 趣味:バイクでのツーリング
  • 好きな場所:ハワイ
  • 好きな音楽:Mr.Children
  • 好きな映画:スターウォーズ
  • 好きな本:自己啓発系の書籍
  • 好きな言葉:虎穴に入らずんば虎子を得ず

INFORMATION

神奈川そけいヘルニア日帰り手術クリニック 川崎武蔵小杉

電話 044-281-3828
所在地川崎市中原区新丸子町735-2 スタイリオ新丸子駅前
最寄駅新丸子駅 徒歩1分、武蔵小杉駅 徒歩8分、向河原駅 徒歩15分
診療時間[月曜・木曜・金曜]9:00~13:00  14:00~17:30
[火曜]9:00~13:00 14:00~19:00
[土曜]9:00~13:00 14:00~16:00
※完全予約制
休診日水曜・日曜・祝日
診療科目 外科 消化器外科